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どうも。
次のDWIは何にしようか迷っているシンです。
(`・ω・´)
いままで一番苦労していたのは音源と矢印のズレを直すことなんですが・・・
最近小耳に挟んだ話では、打ち込み・・・DTMでしたっけ?
それを用いて作られた曲はテンポのズレがないそうです。アニメの曲などに多いとか。
考えてみればそりゃそうなんですが・・・アニメかぁ(ノ∀`)
そもそも、私がDWIを自作し始めた理由が「アニメソングが多くJ-popが少ない」からなんですよねw
まあ、一度作ってみようと思います。
さてさて、小説を書いていたことをすっかり忘れていました。
)`д)・゚:。
今までの記事を読んでくださっていた方、すみませんw
今回の記事で完結させるべく、もうひと頑張りしてみます。
あまりにもイタくていたたまれなくなったら、すぐブラウザを閉じてくださいね(ノ∀`)
以前の記事はこちらから↓
【MHP2ndG】 対ナルガ戦を短い小説にしてみた?
【MHP2ndG】 対ナルガ戦を短い小説にしてみた?
では、記事ここから。
「・・・効いた!」
特定のモンスターのみに強い効果を発揮する快音が、響いた。
相棒に向かって飛び掛ろうとしていた迅竜は、明らかに動きを止めている。
途端、無意識に体が動いた。
人体などいとも容易く両断するであろう質量の鉄塊を背から外し、構え―――
「あぁぁっ!」
莫大な力を乗せ、振り下ろす。
赤く裂けた漆黒の体から鮮血が噴き出し、顔に腕に飛び散った。
(鱗が、思ったより・・・なんて強度)
「どけッ!」
後ろから飛び掛ってきた身軽な相棒が、火の粉を散らす双剣を傷口に突き刺した。
焼けた鉄を体に捻じ込まれる壮絶な痛みに、迅竜の体が微かに痙攣する。
「リヴィア、とどめを―――
そこまでだった。
ガァアァァアアアァァアァアァァ!!!!
―――ッ!」
ファルシスの体が吹き飛んだ。
まともな受身も取れず、地面を一回二回と跳ねる。
点々と血痕を残し、彼の体は転がった。
(まともに喰らった・・・!)
一瞬、彼ですら何が起きたのか分からなかった。
完全に沈黙した相棒を横目に、必死に状況を把握しようとする。
跳び退った迅竜の尾―――逆立った鋭利な鱗についている血を見て、それで薙ぎ払われた事に気付いた。
(凄い・・・見えなかった)
瞬時に排除すべきなのは、背に乗った忌まわしい狩人だと判断したのだろう。
悲惨な姿で地に伏せるファルシスとは対照的に、リヴィアは無傷だった。
と、相棒の倒れた地面に、じわりと血が滲む。
(殴られたんじゃなくて、“刺された”のか、ファルシスは!)
ヒュオッ!
「っ!」
分厚い剣の腹で、飛び掛ってきた迅竜の爪を受け止める。
希少な鉱物で鍛えられた名剣が、削れ、派手に火花が飛び散った。
既に宵に差し掛かった空に、鮮やかな光が爆ぜる。
そんな光の中で一層妖しく、炯々と輝く紅―――
激昂したナルガクルガの瞳が、赤く、紅く闇に踊る!
ガァアァアアァァァ!!!
「はぁあぁああぁぁ!!」
大きく構える刀身の角度を変え、迅竜の爪を受け流す。
そのまま回転し、体勢を崩した迅竜の首を刎ねにかかった。
だが大剣は空を切り、地を砕く。
宙に飛び上がったナルガクルガが、空中で一回転した。
轟と唸る靭尾が、猛烈な速度で大気を裂き、彼に迫る。
(うぁ・・!)
鱗の一つが、彼の頬を深く抉る。
片目に散った血が入り、視界までもが抉られた。
一瞬遅れて、迅竜の尾が地に叩きつけられる。
リヴィアは剣を下から振り上げ、反撃を試みた。
意識が朦朧としている。
出血が酷い。
だが、何をすべきかは分かっていた。
気配を悟られぬよう、ゆるりと立ち上がる。
煙のような意識をまとめ、集中して体に纏わせる。
二振りの小剣が、赤い光を放った。
(・・・・!)
迅竜と対峙している最中、感じ慣れた相棒の気が変質したのに気付いた。
よほど死が間近に迫った状況でしか本気を出そうとしない彼が、本気になったのだ。
心配なのは、彼が本当に死にかかっていることだった。
鬼人化―――体力を大きく消耗し、代わりとして飛躍的に身体能力を上昇させる奥義。
ただでさえ多い手数をさらに増やし、短期決戦に臨む者が発動する技。
(君の命が消える前に、終わらせなければ)
彼がそう考える前に、ファルシスは既に迅竜の背後に移動していた。
まさに一瞬、気配に敏感な獣ですら、彼の存在に気付けなかった。
咆哮を上げ、赤い光をたなびかせた剣を振り上げる。
一撃で鱗が飛び散り、二撃目で尾を切断した。
迅竜が悲鳴を上げて背後を向いた時には、もう彼は前に跳躍している。
巨体のただ一点を狙い、乱舞。
散々に血を飛ばしながら、それでもなおその舞は美しかった。
肉を切り裂き、骨まで断とうと怒涛の攻撃が続く。
それでも反撃を試みる迅竜の攻撃は、尽く届かない。
一時的ではあるが圧倒的な集中力と瞬発力を得た彼は、まさに鬼人だった。
グワァアァアァアアァァ!!!
だが、倒れたのはファルシスの体だった。
「もう無理・・・」
緊張感のまるで無い顔で、笑いながら崩れていく。
「珍しいね・・・限界まで闘うなんて」
ファルシスに構い過ぎた迅竜には、大きな隙が出来ていた。
無骨な大剣で左脚を切り飛ばし、言う。
返事は返ってこなかった。
すでに生き延びるには傷を負いすぎた迅竜は、それでも抗い続ける。
道連れに、気絶したファルシスの頭を喰い千切ろうと血にまみれた牙をぎらつかせた。
ふと、首筋に冷たい風を感じ―――
「もう、終わりにしようか」
ザンッ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あぁ・・・まだ痛ぇ」
行儀悪く椅子に座り、片手に酒を持ちながら呟く。
腹をさすっては、不快そうな顔をした。
「いいじゃない。当分闘わずに済むくらいの報酬は手に入ったんだし」
リヴィアが苦笑する。
こちらは肉にかぶりつきながら、ギルドの受付嬢に手を振っていた。
彼を包む鎧は、以前にも増して頑丈そうなものに変わっている。
「お前はその報酬を装備に変えたんだよな・・・結局その試し切りや何やらに付き合わされるんだよ、俺は」
情けない顔をして、相棒を睨むファルシス。
「ん?よくわかったね。実はさ、雪山の最奥部へ派遣する狩人をギルドが募集しててだね・・・」
掲示板にこっそり張られている紙切れを指差し、目を輝かせながら言う。
依頼の内容の割には報酬額が異常で、明らかに“何かがある”クエストだった。
「お前それ、前回の調査隊が全滅とかいう件にもろ関係してんだろ。危ねぇ。止めとけ。俺は行かん」
「・・・とりつく島もないね」
あとで二人分の枠をこっそり受注しようと心に決め、今はひとときの休息を楽しむことにする。
いつもの喧騒が、耳に心地よかった。
ようやく終わりました(ノ∀`)
いやほんと、余興にお付き合いいただきありがとうございます。
やっぱり疲れるなあ・・・なんかこう、もっと軽く文章書いた方がいいですね。
では、これで(ノ∀`)ノシ
苦情はやめて下さいねw泣きますw
特定のモンスターのみに強い効果を発揮する快音が、響いた。
相棒に向かって飛び掛ろうとしていた迅竜は、明らかに動きを止めている。
途端、無意識に体が動いた。
人体などいとも容易く両断するであろう質量の鉄塊を背から外し、構え―――
「あぁぁっ!」
莫大な力を乗せ、振り下ろす。
赤く裂けた漆黒の体から鮮血が噴き出し、顔に腕に飛び散った。
(鱗が、思ったより・・・なんて強度)
「どけッ!」
後ろから飛び掛ってきた身軽な相棒が、火の粉を散らす双剣を傷口に突き刺した。
焼けた鉄を体に捻じ込まれる壮絶な痛みに、迅竜の体が微かに痙攣する。
「リヴィア、とどめを―――
そこまでだった。
ガァアァァアアアァァアァアァァ!!!!
―――ッ!」
ファルシスの体が吹き飛んだ。
まともな受身も取れず、地面を一回二回と跳ねる。
点々と血痕を残し、彼の体は転がった。
(まともに喰らった・・・!)
一瞬、彼ですら何が起きたのか分からなかった。
完全に沈黙した相棒を横目に、必死に状況を把握しようとする。
跳び退った迅竜の尾―――逆立った鋭利な鱗についている血を見て、それで薙ぎ払われた事に気付いた。
(凄い・・・見えなかった)
瞬時に排除すべきなのは、背に乗った忌まわしい狩人だと判断したのだろう。
悲惨な姿で地に伏せるファルシスとは対照的に、リヴィアは無傷だった。
と、相棒の倒れた地面に、じわりと血が滲む。
(殴られたんじゃなくて、“刺された”のか、ファルシスは!)
ヒュオッ!
「っ!」
分厚い剣の腹で、飛び掛ってきた迅竜の爪を受け止める。
希少な鉱物で鍛えられた名剣が、削れ、派手に火花が飛び散った。
既に宵に差し掛かった空に、鮮やかな光が爆ぜる。
そんな光の中で一層妖しく、炯々と輝く紅―――
激昂したナルガクルガの瞳が、赤く、紅く闇に踊る!
ガァアァアアァァァ!!!
「はぁあぁああぁぁ!!」
大きく構える刀身の角度を変え、迅竜の爪を受け流す。
そのまま回転し、体勢を崩した迅竜の首を刎ねにかかった。
だが大剣は空を切り、地を砕く。
宙に飛び上がったナルガクルガが、空中で一回転した。
轟と唸る靭尾が、猛烈な速度で大気を裂き、彼に迫る。
(うぁ・・!)
鱗の一つが、彼の頬を深く抉る。
片目に散った血が入り、視界までもが抉られた。
一瞬遅れて、迅竜の尾が地に叩きつけられる。
リヴィアは剣を下から振り上げ、反撃を試みた。
意識が朦朧としている。
出血が酷い。
だが、何をすべきかは分かっていた。
気配を悟られぬよう、ゆるりと立ち上がる。
煙のような意識をまとめ、集中して体に纏わせる。
二振りの小剣が、赤い光を放った。
(・・・・!)
迅竜と対峙している最中、感じ慣れた相棒の気が変質したのに気付いた。
よほど死が間近に迫った状況でしか本気を出そうとしない彼が、本気になったのだ。
心配なのは、彼が本当に死にかかっていることだった。
鬼人化―――体力を大きく消耗し、代わりとして飛躍的に身体能力を上昇させる奥義。
ただでさえ多い手数をさらに増やし、短期決戦に臨む者が発動する技。
(君の命が消える前に、終わらせなければ)
彼がそう考える前に、ファルシスは既に迅竜の背後に移動していた。
まさに一瞬、気配に敏感な獣ですら、彼の存在に気付けなかった。
咆哮を上げ、赤い光をたなびかせた剣を振り上げる。
一撃で鱗が飛び散り、二撃目で尾を切断した。
迅竜が悲鳴を上げて背後を向いた時には、もう彼は前に跳躍している。
巨体のただ一点を狙い、乱舞。
散々に血を飛ばしながら、それでもなおその舞は美しかった。
肉を切り裂き、骨まで断とうと怒涛の攻撃が続く。
それでも反撃を試みる迅竜の攻撃は、尽く届かない。
一時的ではあるが圧倒的な集中力と瞬発力を得た彼は、まさに鬼人だった。
グワァアァアァアアァァ!!!
だが、倒れたのはファルシスの体だった。
「もう無理・・・」
緊張感のまるで無い顔で、笑いながら崩れていく。
「珍しいね・・・限界まで闘うなんて」
ファルシスに構い過ぎた迅竜には、大きな隙が出来ていた。
無骨な大剣で左脚を切り飛ばし、言う。
返事は返ってこなかった。
すでに生き延びるには傷を負いすぎた迅竜は、それでも抗い続ける。
道連れに、気絶したファルシスの頭を喰い千切ろうと血にまみれた牙をぎらつかせた。
ふと、首筋に冷たい風を感じ―――
「もう、終わりにしようか」
ザンッ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「あぁ・・・まだ痛ぇ」
行儀悪く椅子に座り、片手に酒を持ちながら呟く。
腹をさすっては、不快そうな顔をした。
「いいじゃない。当分闘わずに済むくらいの報酬は手に入ったんだし」
リヴィアが苦笑する。
こちらは肉にかぶりつきながら、ギルドの受付嬢に手を振っていた。
彼を包む鎧は、以前にも増して頑丈そうなものに変わっている。
「お前はその報酬を装備に変えたんだよな・・・結局その試し切りや何やらに付き合わされるんだよ、俺は」
情けない顔をして、相棒を睨むファルシス。
「ん?よくわかったね。実はさ、雪山の最奥部へ派遣する狩人をギルドが募集しててだね・・・」
掲示板にこっそり張られている紙切れを指差し、目を輝かせながら言う。
依頼の内容の割には報酬額が異常で、明らかに“何かがある”クエストだった。
「お前それ、前回の調査隊が全滅とかいう件にもろ関係してんだろ。危ねぇ。止めとけ。俺は行かん」
「・・・とりつく島もないね」
あとで二人分の枠をこっそり受注しようと心に決め、今はひとときの休息を楽しむことにする。
いつもの喧騒が、耳に心地よかった。
ようやく終わりました(ノ∀`)
いやほんと、余興にお付き合いいただきありがとうございます。
やっぱり疲れるなあ・・・なんかこう、もっと軽く文章書いた方がいいですね。
では、これで(ノ∀`)ノシ
苦情はやめて下さいねw泣きますw
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